【特集】日本眼科医会が取り組むロービジョンケア〔会誌94巻11号(2023)掲載〕

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未来につながるロービジョンケア

~視覚障害者とともにある社会の醸成を目指す~

日本眼科医会会長  白根 雅子

 医療の力が及ばずロービジョンに至った方が、日常の営みを続け、将来の人生設計をするためには、疾患の治療と併行して、生活訓練、技能の習得、就労の支援が必要である。

 日本眼科医会(以下、本会)では、患者さんにより良い人生を送っていただくために、眼科医の団体としてどのような貢献ができるか、模索を続けている。

 本特集では、本会のロービジョンケア(以下、LVC)の取り組みを紹介し、視覚にハンディを負った、あるいは、今後負うと予想される患者さんに、眼科医はどのような気構えで医療を提供し、支援に繋げるか、さらに、視覚障害者の方々に希望をもって人生を歩んでいただくための眼科医の社会的使命について皆様とともに考える機会としたい。

■【特集】日本眼科医会が取り組むロービジョンケア〔会誌94巻11号(2023)掲載〕